パンズ・ラビリンスの感想です。
ネタバレ含みますので、未見の方は注意して下さいね!
ファンタジーのつもりで行ったら、悲し過ぎるお話だったです…。(´・ω・`)
汚濁からの逃げ道。それが、お伽噺…ファンタジーだったとは。
グロテスクでダークな夢。
現実逃避のための仮想の王国。
それにしてもオフェリアは夢の中でさえ、
綺麗な世界を想像出来なかったんだろうか…。
思えば、王国が地下にある、というのも物悲しいなぁ。
彼女は今、目に見えている世界のどこにも身の置き場がないように感じていたのかなぁ、なんて思ってしまいました。
で感想。
わたくしとしましてはクリーチャーがもうメチャンコ怖くて、いやぁ、本当。
チビるかと思いました(真顔で)。
本当、部分的に激痩せしてんのとか、
鼻の穴がクリリンの頭の::みたいな位置にあるのとか、
『元々は体重300キロあったボク、今では50キロまで痩せしました』みたいな
皮膚のべろべろ余りっぷりとかやめて欲しいです。怖いようママン・レーヌ!
でもあのモンスターは果物ばっかり食べてて子供食ってないから、
お腹が空いて激ヤセしたのかも知れないですね~。わぁ可哀相(あ、段々可愛く思えて来た)。
にしても、カエルもモンスターも皆出口のない袋小路にいて
食う以外にやる事なくて可哀想、と、思うのは、私だけでしょうか。
とにかく不吉なファンタジーでした。
ビビリの私は怖いシーンの大半は耳を餃子のように折り畳んで縮こまってましたよ。
家で観る時は怖くなったら綿の詰まったクッション3つくらい使って
顔を厳重に覆えば、音も視界もシャットアウト出来るんですがね。
映画館は逃げ場がないから怖いです。
直視出来ないシーン満載。
つまらない、という動機ではなく、怖いから、という理由で
映画館出ようかと本気で思ったです(笑)
にしても大尉の役者さんはいい役者さんだなぁ。
彼が画面にいると、いつ殺されるかわからない緊張感と圧迫感がビリビリ伝わって来て、
本当に嫌で嫌でたまらなかったです。
パンくずを食べさせて撮影しました。
子すずめ。かわいい。
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